最近は日本でも開催されるようになったクリスマスマーケット。その始まりはドイツとされ、今では大都市だけでも2,500を超えるクリスマスマーケットが開かれるそうです。山小屋に見立てた可愛らしい店先に並ぶのは、クリスマスの装飾品やお菓子に食材、地域の工芸品など多種多様。マーケットでは買い物だけでなく、ワインにスパイスやフルーツなどを入れて温めたグリューワインを片手に、熱々のソーセージや香ばしい焼きアーモンドなどを頬張るのが本場の楽しみ方です。

グリューワインを提供するカップは地域やお店、開催年によって変わるため、コレクションとして集める人も多いのだとか。これからご紹介するグッズやお菓子は、日本のクリスマスマーケットでも出会えるかもしれません。

台に立てられたキャンドルに火を灯すと、熱による上昇気流によって上部の羽根や飾りの人形がゆっくり回る仕掛け。

立派なひげを生やし、鮮やかな制服をまとった兵隊姿が印象的。文字通りクルミの殻を砕く道具として用いる人形ですが、クリスマス向けのデコレーションとして飾られることが一般的。

シナモンやコリアンダーなどのスパイスとはち蜜をたっぷり練り込んだ、クッキーのようなお菓子。有名な童話「ヘンゼルとグレーテル」のお菓子の家もレープクーヘンで作られている。

麦わら（ストロー）を使った多面体のモビール。ゆらゆらと揺れるヒンメリには天空からもたされる精霊が宿り、幸運がもたされると言われている。

ヒンメリと同じく麦わらで作られた、ヤギの姿を象った人形。北欧神話に出てくるヤギが起源ともされ、クリスマスのシンボルとして様々な場所に飾られる。

もじゃもじゃの長いあご髭と、目まですっぽりかぶったとんがり帽子。スウェーデンのクリスマスにはトムテのためにテーブルの上に食事を残しておく習慣も。