結露はどうして起こるの?
結露といえばすぐ思い浮かぶのが、夕飯に鍋物をした後の窓ガラス。食事を終えてふと窓に目をやれば、ガラスが曇るどころか結露が水滴となって流れていることもしばしばです。
これは暖かく湿った室内の空気が、冷たい外気に接している窓ガラスに触れたことが原因。空気は温度が高いほど水分量(水蒸気)をたくさん含むことができ、温度が低くなるほど空気中に水分を多く溜め込めない性質を持っています。
暖房で温まった室内の空気は、冷たい窓ガラスなどに触れて急激に温度が下がると、それまでと同じ量の水蒸気を溜め込むことができません。このため余分な水蒸気が水に変わり、これが窓ガラスに付着した結露の正体です。
室内と外気温の差が大きい冬に鍋料理などをすると、結露によく気づくのは、湯気などで空気中にたくさんの水蒸気が放出されたためです。
